ミスミソウ ネタバレ 漫画紹介(押切蓮介・精神崩壊ホラー)

押切蓮介の「ミスミソウ」がとても面白かったので、たくさんの人に紹介したいです

アフィリエイトの基本 <各話あらすじ>【目次】

ミスミソウ 第10話 あらすじネタバレ

 

【第10話】

 

 久賀秀利(くがひでとし)は古井戸の中でうずくまっていた。

 

 秀利を追っていた春花は、諦めて立ち去った。 

 

 刺された腹部と切られた頬がズキズキと痛む。

 

 雪は古井戸の中にも容赦なく降り付ける。

 

 

 

 このまま誰にも見つけてもらえなかったら……!

 

 

 

 痛む頬に苦しみながら助けを呼ぶ。

 

 しかし、深い雪がそれを非情にかき消した。

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、春花の住まいを相場晄(あいばひかる)が訪ねる。

 

 春花は帰宅して早々に床に伏しており、代わりに祖父が応対した。

 

 春花の祖父は、春を待って、春花たちと東京に戻ることを告げた。

 

 

 

 「相場くん、卒業まで春花を頼む」

 

 

 

 晄は静かに頷いた。

 

 

 

 

 

 

 夜になり、佐山流美(さやまるみ)に一本の電話が入る。

 

 真宮裕明(まみやひろあき)からだった。

 

 裕明も放火事件に関わった一人だ。

 

 裕明は、秀利が失踪した旨を伝え、それが春花の仕業だと推理した。

 

 

 裕明は自分も標的になることも想定していた。

 

 そして同じく放火に関わった池川努(いけがわつとむ)とともに、春花を迎え撃つ準備を進めていたのだ。

 

 

 

 春花は復讐の鬼だ。

 鬼退治してやる。

 

 

 

 

 

 

 

 日が落ち、暗闇となった古井戸の中で、秀利は小黒妙子(おぐろたえこ)を想った。

 

 春花が来なければ妙子との関係は悪くならなかった。

 

 

 

 春花が来なければ……!

 

 

 

 絶望の中で、秀利は命を落とした。

 

 

 

 

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