ミスミソウ 第2話 あらすじネタバレ
【第2話】
第1話ラストの衝撃の展開。
その数日前から話は始まる。
春花には家族がいた。
父・和夫(かずお)の転勤で越してきて、母と妹・祥子(しょうこ)を加えた4人で暮らしていた。
父は娘の異常に気付き、学校で担任教師と面会した。
しかし、担任教師・南京子(みなみきょうこ)の態度はあまりにも素っ気ないものだった。
もうすぐ廃校になる学校、最後の締めくくりに事を荒立てたくない。
それが京子の言い分だった。
面会からの帰り際、和夫は突然背後から蹴り飛ばされた。
生徒の悪ふざけである。
娘はこんな学校に通っているのか……!
和夫は春花に、学校に行かないように勧めた。
父の勧めもあったが、春花は気丈に学校に通い続けた。
しかし、春花へのいじめはエスカレートしていく。
ピンで刺され、生傷をつけられるようになった。
傷の痛みに悶えながら下校する途中、同じく下校してきた妹の祥子と出会った。
祥子は姉のために学校で作ったという、幸せを呼ぶクローバー入りのアクセサリーを春花に渡した。
妹の優しさに触れ、
家族にだけは危害を加えさせたくない。
春花は、そう心に固く誓った。