ミスミソウ 第6話 あらすじネタバレ
【第6話】
春花をいじめていた者たちが集まって密談をしていた。
少年たちは、その数日前におぞましい事件を引き起こしていた。
春花の家への放火である。
放火の首謀者は、春花の前にいじめの標的にされていた佐山流美(さやまるみ)。
春花と相場晄(あいばひかる)が撮影散策に出かけたあの日、流美はクラスメイト数名と、野咲家に対し凶行に及んだのだった。
火事から数日、春花は祖父と小さなアパートで暮らしていた。
火事を境に、春花はショックで声を失っていた。
もはや登校するつもりがなかった春花だったが、火事の後、再び登校を始める。
クラスメイトたちも訝しがった。
いったい、何のつもりだ?
流美は再び登校してきた春花が気に入らなかった。
流美はあえて春花を挑発する。
「バーベキューの焼き具合はどうだった?」
声を失った春花は答えなかった。
その代わり、地獄の底を映したような目で流美を見返した。
流美はその目に恐怖し、思った。
「野咲は…全部知ってる……!」