ミスミソウ ネタバレ 漫画紹介(押切蓮介・精神崩壊ホラー)

押切蓮介の「ミスミソウ」がとても面白かったので、たくさんの人に紹介したいです

アフィリエイトの基本 <各話あらすじ>【目次】

ミスミソウ 第18話 あらすじネタバレ

 

 

  南京子(みなみきょうこ)は学校の教師である。

 

 夜、京子は自宅で電話を受けていた。

 

 

 

 電話の相手は真宮裕明(まみやひろあき)の保護者だった。

 

 息子の裕明が行方不明になり、担任に事情を問いただそうとしているのだ。

 

 

 

 裕明が帰らないのは当然だった。

 

 この時点で、裕明はすでに春花の手にかかり、命を失っていたのだから。

 

 しかしそれは京子も含め、町の大人たちは誰も知らない。

 

 

 

 

 知るはずもないことをしつこく問われ、京子は電話に辟易としていた。

 

 

 

 

 

 

 ガンッ! 

 

 

 

 

 

 

 突然、部屋の窓にひびが入った。

 

 何かが飛んできたのだ。

 

 

 

 

 

 

 窓の外には橘吉絵(たちばなよしえ)の両親がいた。

 

 裕明の親同様、娘の吉絵が帰らないことを不審に思い、担任である京子に問いただしに来たのだ。

 

 京子が呼び鈴に応じず、やがて業を煮やして石を投げつけたのだった。

 

 ただ、吉絵も春花の報復を受けすでに絶命しており、戻るはずはなかった。

 

 

 

 

 

 

  行方不明の生徒の親たちは、子供が帰らないことを学校に責任転嫁しようと喚いているのである。

 

 その矢面に立つ羽目になったのが、クラス担任である京子だった。

 

 

 

 

 

 

 京子は辟易としていた。

 

 もう面倒、と言わんばかりに言い捨てた。

 

 

 

 

 

 

 「卒業間近の大事な時期に問題を起こすような生徒は、

 

  いなくなって結構!」 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃、佐山流美(さやまるみ)は自宅に帰っていた。

 

 小黒妙子(おぐろたえこ)と切り合ったときに負った傷がひどく傷んだ。

 

 

 

 傷は痛むが、流美の心は異様に沸き立っていた。

 

 

 

 

 今まで自分を蔑んでいた妙子を、自分の手で下したのだ。

 

 

 

 

 それだけではない。

 

 春花が転校してくる前に自分を苛め抜いていた連中も報いを受けた。

 

 

 

 

 やらなきゃ、やられる。

 

 

 

 

 今度は自分が他人を犠牲にして生きる。

 

 殺してでも生きる。

 

 脅威となるすべてを排除して、私は生きる!

 

 

 

 

 

 

 流美の心は、もはや後戻りできないところまで来ていた。

 

 娘の異常を心配した母親の優しさも、流美の心には届かなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 春花は相場晄(あいばみつる)との電話を切った。

 

 

 

 

 晄は、春花と一緒に東京で暮らすつもりだった。

 

 春花を守ると約束したからだ。

 

 

 

 

 しかし、春花は家族との暮らしをとった。

 

 

 

 

 自身が中学生ということを考えれば、春花の選択は至極現実的ではあったが、それでも春花は晄を裏切ったような気持ちになった。

 

 

 

 

 

 

 祖父と家事をこなしながら、事情を聞かずにいてくれる祖父の優しさに触れながら、春花は心の中で打ち明けた。

 

 

 

 

 

 

  おじいちゃん、

 

 

  私ね、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  人を殺したの。

  

 

 

 

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